こんなときどうする?

 

小児は痙攣(けいれん)発作を起こしやすい時期で、その中でも熱性痙攣が、もっとも頻度の高い疾患です。7~10%のこどもが経験すると言われています。発熱の初期に多く起こります。

発作の特徴

  • 眼球上転(目が上方を向いて白目)
  • 手足が硬直し、ビクつきが起こる。
  • 呼吸不安定で、口唇が紫色(チアノーゼ)になる
  • 発作は1~2分で5分以内がほとんど
  • その後は眠るか、または元の意識に戻る

発作時の対応と注意

  • 慌てない 「落ち着いて行動してください」
  • 楽な姿勢で 「体を横向きに寝かせ、衣類を緩めて安静にする」
  • 何もしない 「決して口の中にものを入れない」
  • 嘔吐に注意 「吐きそうな時は、体と顔を横に向け、口の中のものを出やすくする」

医師への連絡 ~こんなときは医師に連絡してください~

  • 痙攣「15分以上持続するとき」
  • 呼吸の回復がおくれるとき

痙攣の予防

ひきつけが2回以上、または1回目の痙攣が10~15分以上あった時は次の発熱時にジアゼパムというくすりの座薬または飲み薬を用意しておき、発熱の初期(37.5~38.0℃)に8時間毎2回使用します。

ページトップへ戻る